繋がりの一足(2足目)クラウドスイフトレビュー

前回の #OnFriends 派遣大作戦は

松戸のジェントルマン イサキ氏の獅子奮迅の大活躍により大成功を収め、ハマのダンディズム駒田代表から#OnFriendsの理想型とまで言って頂きました。

 

さて、その大作戦で購入したクラウドスイフトについて今回はレビューしたいと思います。

 

クラウドスイフトがなんぞや、言うのはもはやここで語るより On クラウドスイフトについて。 | 駒田博紀の鉄人鍛練記をお読み頂いた方が早いというのは百も承知。

それでもリンクを押さずに読み進めていただいた皆様に感謝して要約してみた。

 

「みんな知っての通りランニングシューズはクッション性と反発性の両立をどのブランドも目指してる。要はどんなけ足に負担無く速く走れるシューズを作れるかってわけやな。

そやから、どのブランドも素材開発に力を入れてきた。最高のクッションと最高の推進力を求めて。

でもこれがこちら立てばあちら立たず、みたいなもんでなかなか難しいんや。

 

そこでや、Onは構造、つまり靴の作りを考えた。それがクラウドテックや。

これはOnの独自技術で世界特許を取ってる。右足にある🇨🇭国旗はその技術の矜持やな。

 

でもな、まだまだ出来る事はようさんある。

それはさっき言うた通り素材の開発やな。技術は日進月歩や。

今日が最新でも明日には古くなる。Onも色々考えた。

長年の研究でようやく世に出せる素材ができたんや。それが今回発表したHELIONや。

これはすごいで。高い反発性あるのに軽くて、軽いけど耐久性が高くそのうえ温度変化にも強い。

ホンマ、スーパーフォームて言えるんや。

そのスーパーフォームのHELIONを載せたんが今回のクラウドスイフトや。」

 

たぶんこんな感じやろ。知らんけど。

そろそろ怒られそうなんでこの辺にしておこう。

 

ということでスイフトのレビュー。

 

めっちゃ履き心地良くて

めっちゃ進みます。

 

f:id:bleu_noir7:20190310142551j:image

アッパーとシュータンが一体となったブーツタイプ。

安定性を高める為に両サイドにプラ製のバンドで補強しています。

f:id:bleu_noir7:20190310143537j:image

サイズ感は0.5cm下げてちょうどでした。

作り自体が大きめ。これは事前にサイズ感を問い合わせて正解でした。

アッパーのフィット感が非常に高く、ブーツタイプのスイフトは足を全方位優しく包んでくれます。

個人的に大好きなXのフィット感より良いです。シュータンの繋ぎ目が無いだけで本当に履き心地が全然変わるんですね。

そういや、adidasのウルトラブーストもこんな作りだったな、と思い出しました。

f:id:bleu_noir7:20190310144914j:image

↑ブーツタイプとなっている履き口。

 

f:id:bleu_noir7:20190310145347j:image

ヒールカップもプラ素材で補強されています。

ヒール部分はしっかりと固定されていて、ブレることはありません。

 

そしてスイフトの目玉、ヘリオンを搭載のクラウドテック。

f:id:bleu_noir7:20190310145007j:image

f:id:bleu_noir7:20190310145332j:image

触った感じは違いが良くわかりません。(わかったらヘリオン職人で生きてる)

ただ、ソールの軽さはこれまでのOnのシューズより軽いのがわかります。

手に取るとソール部分に重心がある感じがしないのです。

 

ソールの面積は広め。履いて上から見てもソール部分が見えるぐらいです。

f:id:bleu_noir7:20190310145654j:image

参考までにX(27.5)、サーファー(27.5)、フライヤー(28.0)、スイフト(27.0)と並べてみました。

やはりスイフトのソール面積は広いですね。サーファーはシュッとしてる。

f:id:bleu_noir7:20190310145932j:image

ワンサイズ違いのフライヤーよりも広いです。

f:id:bleu_noir7:20190310150052j:image

 

【走ってみた感想】

走った感想はスイフト、めっちゃ軽快に進みます。

スイフト「素早い」の名は伊達じゃないです。

個人的には今までのOnの中で一番好きかも。

 

ブーツタイプとサイドバンド、ヒールカップの組み合わせは前足部の足の自由を損なわず、

固定が必要なところはしっかりと抑えてくれます。シューレースは緩めに締めるぐらいでもOK。

 

走って強く感じたのはソールの地面離れの良さ(推進力)。自然に足が進みます。笑うほど進みます、これ。

サーファーのリバウンドラバーの攻めた感覚ではなくて、スーッと足が流れる感じ。

 

ソールの面積は広いのに、もたつく感が無く重さを感じさせません。

だから安定感のある着地から軽やかに次の動作に移行できるのだと感じます。

そしてクッションもバツグン。硬めに設定されたスピードボードがクッションで吸収したエネルギーを上手く推進力に変化させているのでしょう。

 

調子に乗ってると知らん間にガンガンペース上がって

足に優しいのにめっちゃ進ませるサディステック(でも優しい)なシューズです。

 

f:id:bleu_noir7:20190310151346j:image

フローは履いたことがないのですが、

「フローとフライヤーの間のポジション」たる所以がわかるような気がします。

そしてフローを履いてみたい気持ちも改めて出てきましたね。

 

スイフトはOnらしさを正統進化させたシューズと言えるかと思います。

しばらくファーストチョイスになりそうな感じです。